| 地球環境の保全と省エネルギーのために、今、太陽光発電が見直されている。 過去において原油高のときには太陽電池の開発研究が奨励されたが、 現時点における太陽電池研究は原油価格に左右されるような一過性の現象とは 考えられない。持続的な人類の生存のため、その必要性が強く認識されている ためと思われる。しかし、太陽電池の発電コストは火力発電、原子力発電に比べると高く、 一層の低コスト化(すなわち、高効率化)が必要である。 低コスト太陽電池の主役は、有機太陽電池である。 本研究会で取り上げる色素増感太陽電池はすでに電力変換効率が10%を超えている。 有機薄膜太陽電池でも最近6.5%の電力変換効率が報告されている。 このような背景の下、有機太陽電池の基礎についてこの分野でご活躍中の先生方に 講演いただき、将来のさらなる高効率化への足ががりとしたい。 (記・内藤裕義(大阪府立大学)) |